化学物質過敏症と確信してから、専門の病院で検査と診断をしてもらうまで、約4ヵ月もかかりました。そのときのことを書きます。

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ー2018年3月ー

まずかかりつけ医の病院へ行き症状を話すと、やはり化学物質過敏症の疑いがあると言われた。近くのT大学病院で診察してもらえるよう紹介状を書いてもらい、予約をしてもらうことになった。しかし、T大学病院では化学物質過敏症の検査ができないとのことで、K大学病院の環境医学外来の電話番号を教えてもらった。
さっそくK大学病院へ電話してみると、10月の予約を来月受け付けるので予約受付日10時に再度電話をしてくださいと言われた。10月までいっぱいなの!?と驚愕したが、仕方がないので来月電話することに。

ー2018年4月ー

K大学病院へ予約受付日10時に電話すると、何回掛けても話し中…ライヴのチケット予約を思い出した。10時半頃やっと電話がつながったが、10月の予約は終了しましたと事務的に言われた。怒りよりも落胆の気持ちが大きかった。病気は待ってくれないのに...。
そこで、ネットで化学物質過敏症を診てくれる他の病院を探した。見つけたのが東京荻窪のSクリニック。こちらのM先生は化学物質過敏症関連書籍の著者でもある。電話して予約できたのが7月下旬。こちらは3か月待ち。「問診票をお送りしますので、事前に記入して診察日に持参してください」と言われた。

ー2018年6月ー

問診票が届く。
まず、来院する際の注意事項がびっしりと書いてある。前日から香料の入ったシャンプーやボディソープなど禁止、着て行く服の注意まで。問診票は今まで住んだ地域や職業、症状のアンケートなど10ページ以上あったと思う。

ー2018年7月ー

いよいよ診察日。
まず病院へ到着すると、靴下を履き替えなければならない。その後、目の検査と平衡感覚の検査など。検査の結果が出たら先生のいる診察室へ。
検査結果を見て「化学物質過敏症に間違いないですね」と先生に言われた。

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ーということで、化学物質過敏症と診断されたわけです。
病気が発覚したら、悲しいとか絶望とか感じるかなと思っていましたが、はっきり病名が分かって安堵の気持ちの方が大きかったです。
先生に、「生まれた時代が、縄文時代とかだったらよかったね」と言われて、涙が出そうになりました。先生はとても気さくな方で、話しやすかったです。